優しい隠れ家







知り合いがお店をオープンしたので、開店祝いをたずさえておじゃましました。
場所は柳馬場仏光寺下る、
四条通からだと向かいにスタバのある角を下ってしばらく行ったところにあります。

eskapi (エスカピ)




ドアを開けると、そこは静かに落ち着いた、まるで異国のような空間でした。










お昼過ぎても夕暮れにはまだ早い時間だったので、
甘いものと珈琲をいただきました。
フランスの焼菓子ガトーバスクは、こっくり甘くお酒の利いたしっとりな生地と
焼き込まれたさくさくの香ばしい外身の生地のコントラストがおもしろおいしく、
ふたつのサイズのうちのちっさいほういただいたけど、
おっきいほう頼めばよかったかも〜、と遠い目で思いました。
そんなふうに量の選択肢を広く取っておいてくれているのは女性らしい気遣い。
私はこういう、別になくても失礼には当たらないのに
さりげなく用意された優しさをそっと置いてくれているお店に出会うと、嬉しくなります。





ドアノブはとかげちゃん。
おなかがぷくっとしてるのが、かわいい。
こういう、こてこての愛されなんとか、みたいな
いかにも女子なかんじでない可愛さが好きだわ。





離れのような席には、エキゾチックなモロカンランプ。
夕暮れるときっときれいなんだろうなあ。
これ見ながらお酒飲みたいな。




店主の感性をしっかりとかたちにしながら、決して訪れる人に自分のやりかたを押し付けずに
居心地がよいと感じられるような場所が作られていること、
それは簡単なようで、とても難しいことだと思います。
表現したいものと求められることのバランスを取るということ。
ものづくりをする人たちの中の、そのはしっこにいる私も
その困難さについては、いつも考えずにはいられません。
でも、表現する人はきっと、
そうしないといられないからためらいなくその道を選ぶのであって、
意味や理屈をかっこよくつけなくても、本人にはあるべき自然な流れなのだと思います。
そこで独りよがりにならずに他者への優しさ誠実さを持ち合わせること、
でも自分の芯のようなものは静かに持ち続けること、
うん、ひとことにバランスと言ってもやっぱりとても難しい。
天性のものも必要だと思います。
柔軟さとホスピタリティ、周りを見て求められるものをしっかりとつかむこと、
そして毎日のことをこつこつと穏やかに笑顔でまっとうすること、
きっとそういうことがたいせつなのだろうなと思います。
そんなひとつひとつが、彼女とお話していると伝わってくるので、
きっとここは、いろんな人から愛される場所になっていくんだろうなあとしみじみ感じました。
と、まことにえらそうにつらつら書いてはみましたが、
わたくし自身、ものを作って公に出すことに関して、もう全く駆け出し中の駆け出しなので、
年近い彼女が自分の世界をかたちにした場所を見て、
私もみならお、と顧みたという話でございます。
夜のメニューにあったエスニックな鶏のからあげにそそられたので、
今度はごはんとお酒をいただきに行こー、と目論んでます。
店主がべっぴんだよ〜と小声で追伸♡







0 件のコメント:

コメントを投稿