ショップカードを入稿しました


そう、先週やっと入稿し終えてほっとしています。
仕事と違って〆切ないしね〜、納得いくまでやろう、と
ちまちまデザインしていたら、いつの間にかイベント前でして。
焦りました。
学生時代の課題提出前をほうふつとさせる状況でした。
ああほっとした。

ショップカードを作るならこちらで、と
先だって考えていたところがありました。
大阪の、落ち着いた雰囲気のオフィス街にある、 江戸堀印刷所さんです。




大きな通りに面したガラス張りの建物で、
通りをゆく人たちにも活版印刷機が見えるようになっています。
活版印刷×デザインで面白いことをやろう、という考えかたに魅かれて、
こちらにお願いしました。

活版印刷とは、活字を組み合わせてインクをつけて
紙にぐっとプレスする、という印刷方法のこと。
はんこのようなかんじ、と言ったらいいでしょうか。
数十年前まで日本では主流の印刷方法だったのですが、
今ではやったはるところはあんまりないそうです。

私が活版を好きな理由ですが、例えば、こないだの話。
よく寄らせてもらうお店で、私が生まれてまもなくの頃に出版された詩集を読みました。
文字の微妙な凹みかたやインクのかすれかたで、活版で印刷されたものだとわかりました。
出版された時から、その本の文章自体が意味するところや
筆者の伝えたかったことは変わりません。
でも、その本質から離れた、例えばこういう文字の凹みやインクのかすれから、
おそらくこれからも会うことはないだろう誰かが、数十年前印刷機を動かして
これを刷ったという確かな事実を、今に生きる私が感じることが出来る。
文章の意味や筆者の意図がシニフィエとして、読者が汲みとるべきものはそこにあるのだけれど
シニフィアンとしての本というモノ自体から、さらにこれを手に取った私が
絶対に戻ることができないという、ことに寄っては悲しい事実をはらんだ過去に、
しかし新しい出会いとしてそこに触れるという不思議なことが、
いつものようにのんきにごはんを食べながらお酒をちびちび飲んでいる私の目の前で
なんでもないことのようにさらりと起こる。
そういう、ちいさいけれど確かな感動を、
活版で刷られたモノからは、味わうことができるんです。




まずは打ち合わせ、のつもりで訪れたのですが、いろいろ見学もさせてもらえました。
こちらは活字を収めている棚です。
かなりの種類の漢字がずらっと。
ほとんど使うことがないようなマイナ〜〜〜な文字も
ひとつひとつ細かく丁寧に作られここに揃っている、と思うと、
う〜〜〜ん、萌え。





活版印刷機。
迫力が伝わらない写真……
もっと凄いの。ほんとうは。
実際にすこしだけ動かしていただき、
紙が送られたりプレスされるところを見せてもらいました。
もうなんか興奮しちゃって、私はガンダムを見上げる少年のように
きらきらした瞳でみつめていました。

他にも依頼された方のこだわりが感じられる今までの制作例や
実際に使用した金属板など見せてもらいました。
好きなことを現場で見られる、というのは、 本当に楽しいですね。
学んでいる実感があるので、楽しい以上の充実感もありますし。
しかし、珍しくはしゃぎちらかしたもので、帰りの電車でぐったりしてしまいました。

次は、ショップカードを受け取りに行きます。
夜ふかし市前日です。超ぎりぎりですね。きゃー
そしてなんと、印刷立ち会いもさせていただけるということで!
ショップカードの出来上がりを見るわくわくもさることながら
それが刷られる様を目の当たりにできるなんて。
ああ、楽しみ。
楽しみすぎる。何着ていこう(?)
今から遠足前夜マインドです。



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